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泉美木蘭
2017.6.23 04:08

真ん中の位置にもどす力

このごろ夜ふかし気味だったので、昨夜はうまく寝付けないまま
朝4時になってしまい、起きてMXに行くことになってしまった。

きょうは「決められる政治」の話をしながら、
「そもそも選挙で選ばれた議員が議席を占めているんだから、
強行採決というものは存在しない」「野党の採決妨害なんだ」
とかの言説が頭に浮かんできたんだけど、
やっぱり「結論ありき」で「決める」ことしか考えず、
議論をすっ飛ばして数の力で押し通すこと、それは「強行採決」
と言うべきだと思う。
・・・と、しゃべりながら再認識した。

明らかに総理や総理夫人の「命令・関与」があったとしか思えず、
みんなが「必死で隠ぺいしているなあ」と最初は思っていたのに、
いつのまにか「忖度」という言葉が注目を浴びてブームになる。
そして、
「良い忖度、悪い忖度がある、日本社会はどこにでも忖度がある」
などと言われると、
「そういやうちの会社もそういうところある…」
「どこの誰もが忖度してるし、悪いこととも言えないな…」
とごまかされてしまう。

一見「そう言われればそうかもしれない」と思わされる詭弁や、
屁理屈のたぐい、“斜め上から目線”のものの言い方があまりにも
氾濫していると思う。
そういった言説にごまかされずに、堂々と真ん中の位置にもどす力、
すごく当たり前のことを指摘する力がこれからますます必要に
なるんじゃないかなと思う。

今日は16時45分から、前川さんの記者会見があるそうだ。

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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